方広寺の見どころや散策ルートを、写真とコメントを交えてご案内いたします。
今回一緒に境内を散策してくれたのは浜松を拠点に活動するプロ吹奏楽団 『フィルハーモニックウィンズ浜松』所属の小和田さんと仁科さん。普段からお寺巡りがお好きだというおふたりと一緒に境内散策の様子をお楽しみください。
第1回目は大鳥居から本堂までの道のりをご紹介します。
この経路は舗装された緩やかな坂道を歩きます。
途中五百羅漢や半僧杉などの見どころがあります。
方広寺参道入り口にある赤い大鳥居からスタート。
昔ながらの門前町で店先を眺めながら
歩くのも楽しみのひとつです。
堂々とした佇まいの門(通称黒門)をくぐると
いよいよここから方広寺の境内です。
入ってすぐ右手に受付があります。
参道は深い緑に包まれています。
ところどころに安置されているのは石でできた五百羅漢。優しい表情で静かに参詣者を見守っています。方広寺の境内には自分に似た羅漢様がいると言われていますので、是非探しながら歩いてみてください。
宝歴年中、三河の石匠親子ニ代によって作られ
明和7年に完成。
実は橋の上の羅漢様の数が見るときによって変わるという説があり、方広寺の不思議のひとつです。訪れる人の目を楽しませるスポットにもなっています。
右手にそびえ立つ立派な杉の木は「半僧杉」と呼ばれ、方広寺の鎮守様である「奥山半僧坊」の化身との言い伝えがあります。
本堂に到着しました。
この本堂は明治38年から大正7年にかけて竣工されたもので、間口32m奥行27mの東海屈指の建物です。
中央の大額「深奥山」は山岡鉄舟居士の書によるものです。