方広寺の見どころや散策ルートを、写真とコメントを交えてご案内いたします。
浜松を拠点に活動するプロ吹奏楽団 『フィルハーモニックウィンズ浜松』所属の小和田さんと仁科さんと一緒に
方広寺の自然あふれる裏参道の魅力に迫ります。
第2回目は山門から哲学の道を通り、本堂へと続く道のりをご案内します。この経路は方広寺の昔ながらの参道で、古い自然がそのまま残されています。終盤やや険しい道もありますので、歩きやすい服装をおすすめします。
方広寺の総門から少し進むと朱色が美しい山門(通称赤門)があります。
参道を進むと、途中で右と左に分かれるポイントがあります。裏参道へは左の道を進みます。ここが「哲学の道」です。
哲学の道を少し進むとすぐ左手に、小さな屋根をさしかけた切り株があります。
明治14年(1881年)、奥山大火の難を受けた後、幹の中が炭化したまま再生し130年以上の時を生き続けた大杉の切り株です。
近年、新たなパワースポットにもなっています。
火防半僧杉の向かい側には、五百羅漢が一同に会している場所があります。
方広寺にゆかりのある龍神様をお祀りしています。
その昔、方広寺の開山さまが行脚をされていたときのこと。現在の浜松市天竜区鹿島のあたりで、増水した河を渡るのに難儀されていたところ、龍神様が現れ、そのお姿を橋に変え、開山さまをお渡ししたという伝説があります。
やや険しい道を上りきると、赤い橋が見えてきます。
この橋を渡ると間もなく本堂です。
橋の上から歩いてきた自然道が見下ろせます。
本堂に到着しました。
この本堂は明治38年から大正7年にかけて竣工されたもので、間口32m奥行27mの東海屈指の建物です。
中央の大額「深奥山」は山岡鉄舟居士の書によるものです。