境内案内Guide

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方広寺参道入り口にある赤い大鳥居
昔ながらの門前町で店先を眺めながら 歩くのも楽しみのひとつです。
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門前に広がる池
池の中に浮かぶ「夢の浮橋」を渡り、方広寺へ。
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山門
方広寺の総門から少し進むと朱色が美しい山門(通称赤門)があります。
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哲学の道
参道を進むと、途中で右と左に分かれるポイントがあります。裏参道へは左の道を進みます。ここが「哲学の道」です。
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五百羅漢
火防半僧杉の向かい側には、五百羅漢が一同に会している場所があります。
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椎河大龍王堂
方広寺にゆかりのある龍神様をお祀りしています。その昔、方広寺の開山さまが行脚をされていたときのこと。現在の浜松市天竜区鹿島のあたりで、増水した河を渡るのに難儀されていたところ、龍神様が現れ、そのお姿を橋に変え、開山さまをお渡ししたという伝説があります。
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亀背橋
やや険しい道を上りきると、赤い橋が見えてきます。この橋を渡ると間もなく本堂です。橋の上から歩いてきた自然道が見下ろせます。
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真殿
方広寺の鎮守、半僧坊大権現を祀る御堂です。
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本堂
この本堂は明治38年から大正7年にかけて竣工されたもので、間口32m奥行27mの東海屈指の建物です。中央の大額「深奥山」は山岡鉄舟居士の書によるものです。
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らかんの庭(本堂裏)
本堂の裏側に広がるらかんの庭です。境内に安置されている多くの五百羅漢の一部がこの庭に安置されています。
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開山堂(通常非公開)
方広寺の開山無文元選禅師を祀る御堂です。通常は非公開となりますが、秋の紅葉シーズンには開放されます。
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三重の塔
京都山口玄洞氏の寄進により大正12年に建立された三重の塔です。倒産除けの塔として信仰されています。
国重要文化財釈迦三尊像
(木造釈迦如来 及 両脇侍坐像)
釈迦三尊像(もくぞうしゃかにょらいおよびりょうきょうじざぞう 院吉、院広、院遵作 三軀)
大きさ(像高) 中尊(釈迦):104.2cm/左脇侍(文殊):56.8cm/右脇侍(普賢):55.6cm
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国重要文化財釈迦三尊像について
釈迦如來を中心に、向かって右に文殊菩薩、左に普賢菩薩が並ぶ釈迦三尊像です。釈迦の胎内銘に「法橋院遵(ほうきょういんじゅん)・法眼院廣 (ほうげんいんこう)・法印院吉(ほういんいんきち)」という仏師の名が見えます。また文殊には「法橋院遵」普賢には「法眼院廣」とあり、院派の 典型的ともいえる作品であります。彼等の手によって、観応三年(一三五二年)に作られたものであることは、銘文によってはっきりしています。
文化庁によれば「院吉らは足利将軍家に重用され、また各地の禅刹の造像を手掛けた。後代に強い影響力をもった中国風の仏像様式を完成させた当代 の第一人者の手になる遺品中、大きさとできばえにおいてこれを代表する作例である。」(南北朝時代)とのことです。 無文元選禅師
もともと茨城県東茨城郡城里町の清音寺(南禅寺派)の仏殿に祀られていましたが、元禄三年に徳川光圀公参拝の砌(みぎり)、損傷甚だしきを憂い 修復された 旨が、光背裏に銘記されています。明治後期に特に懇請して当山の御本尊としてお迎えしました。
これらの像の特徴は、なんといっても金泥の彩色の華麗さ優美さと、お釈迦様 が宝冠を頂いている大変珍しいお姿であります。
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国重要文化財指定後の一般公開
平成26年4月22日(火)~5月11日(日)、東京国立博物館(上野)において「平成26年新指定国宝・重要文化財」として一般公開されました。
同年6月から方広寺本堂に戻り一般公開。
その後9月1日から3月1日まで内陣にて間近でお拝りして頂ける「国重要文化財指定記念釈迦三尊特別展」を実施したところ、非常に好評であったことと、同時期に花フェスタが開催されたことも記念して、6月15日まで延長開催しました。